幻覚ギター

みた映画、きいた音楽、よんだ本。

リチャード・ニクソン暗殺を企てた男

ショーン・ペンの一人芝居。彼でないと成立しなかったとは言わないが、やっぱりすごいと思った。

気弱な男が悲しみや怒りを通り抜けて「できあがって」しまうまでの、それぞれの局面での表情がどれも心に響いた。

最後の方での音楽の使い方もよかったと思う。

以下、映画のテーマからはずれるけど…。

自信のなさから自分と向き合えず、何でも他のもののせいにして「責任者出て来い!」を権力の上方向へ繰り返して大統領に行き着いてしまった(であろう)サム。アメリカ大統領という世界的な権力者だからありえることかとも思ったけど、日本でも失策を続けて開き直ってると「こいつこそが社会を悪くしているに違いない」と思う人が物騒なことをやらかしかねないと思って怖くなった。

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