幻覚ギター

みた映画、きいた音楽、よんだ本。

バスの運ちゃん

通勤で家からの最寄り駅までと尼とでバスに乗る(だいたい片道ずつ)。毎日乗ってるといろんな運転手をみる。

昨日の最寄り駅からの運転手は、みるからにぎこちなかった。シフトチェンジするときの様子がもういっぱいいっぱいって感じ。出発前から間違えて前の扉をあけてしまったりしてた。若そうにみえたから初心者だったのかもしれない。

逆にすごい技をみせてくれた運転手もいた。車内に迷いこんだ大きな蛾が前の扉の近くにとまっていたときに、その運ちゃんは前の扉(折り曲がって開くやつ)をタイミング良く開閉させてその蛾を追い出したのだ。特に最後はすばやく連続で開閉させて蛾にあてて方向を変えさせて追い出すというコンボを決めた。いいもんみせてもらった。

個性派ぞろいは尼の運ちゃんたち。

中でもスキンヘッドでみかけすごい怖い人がお気に入りだ。声も低くてしゃべり方もいかついが、ていねいだ。ただそのていねいさも渡世人っぽい感じがする。その運ちゃんは次の停留所に止まるボタンを誰かが押したら「…承知しました」と言う。この前はすでにボタンが押されてるのに誰かがまた押して(2度押しって普通効くの?)も、また「…承知しました」と言ってた。

2度目押したやつはもう1回これが聞きたかったに違いない。