プレイボールはリアルタイムで読んでいた。小学校3,4年くらいで、たぶん最初に買ったマンガ(ひょっとしたらドラえもんだったかもしれん)だ。さらにこれがきっかけではじめてジャンプも読んだ。僕の場合はキャプテンの方が後だが、いずれにしてもプレイボール、キャプテンは何度も何度も読んだ。
しかしその後水島新司のドカベンや一球さんを読んで、劇画っぽい絵や甲子園やプロ野球まで出てくるスケール感(笑)にくらべるとどこかあかぬけないちばあきおの漫画から離れていってしまった。
去年くらいに実家の押し入れからプレイボール、キャプテンが出てきて読み、今になってすごい深い作品だと思った。
特にプレイボールの前半。圧倒的な強さを誇る東都実業との対戦を前に田所キャプテンが、野球で飯を食っていくようなやつらと自分たちは違う、自分も卒業後実家の電器店を手伝うために勉強したりしていてすべてを犠牲にして野球をすることはできない、と谷口に分からせようとする。それでも結局は谷口の熱意に引き込まれてみんなで東都実業に立ち向かっていくところなんか今だからこそ感動できる(当時は早く試合に進んでくれ、ぐらいにしか思ってなかったな…)。
一球さんも小学校のときだった。これも大好きだが、また別の機会に。