走っている電車の中の虫がどうして後ろの方へふっとんでいかないのか、ということが気になりだしてネットで調べててこの本に行き当たった。
理系だけど逆にまわりにそういうのが好きな人が多かったせいか、科学うんちくに興味がなく恥ずかしい思いをすることも多いので思わず飛びついた。
虫の話はよしとして、それ以外の話についてはかなり物足りなかった。知ってたこともあったし、逆にまったく興味がもてないものもあった。
せめて、著者(清水義範)が調べたという文献を紹介してくれればいいのに、妙に自分の思想ばかりを語りたがって邪魔に思えた。