幻覚ギター

みた映画、きいた音楽、よんだ本。

鉄道員

鉄道員 デジタル・リマスター版 [DVD]今さらの初見。 この映画のテーマ曲を、昔父がよくギターで弾いていたのだが、どんなメロディだったかもう忘れてた。ただすごく切ない曲だというイメージだけは残ってた。 冒頭でいきなりその曲が流れて、懐かしさにまず感動。 以下ネタバレあり。 その後の展開が、子供の頃みた昭和の日本のホームドラマ的でこれも懐かしい。家族が抱える問題がふとしたきっかけから表面化していき、それが修復されていくような展開。 ストーリーは違うけど、TBSの「家族」という古いドラマ(記憶を頼りにネットで調べた)が真っ先に思い浮かんだ。ラストまではさすがに覚えてないが…。 バラバラになった家族が大団円に向かって修復されていく様子はまさにホームドラマ的な安心感があって「よかった」という気分になった。 が、やはりヨーロッパ映画をなめてはいけなかった。ラストのサンドリーノのナレーション「ぼくは見せてもらえなかったけど…」以降の急展開が切なすぎた。もちろんハッピーエンドとは言えるけど。 末っ子サンドリーノが大人を無意識にえぐっていく様子はコミカルで、この子役を含めたキャストもよかった。確かに名作。