幻覚ギター

みた映画、きいた音楽、よんだ本。

僕の彼女はサイボーグ

僕の彼女はサイボーグ [Blu-ray]夏頃になぜか録画してて、ハードディスクの整理を兼ねて軽くみはじめた。

1時間46分あたりでラストの雰囲気が漂ったときには、「これだけ派手な設定を使ってこんな退屈な映画が撮れるのか」「ターミネーターA.I.とかいろいろ混ぜた感じ?」「安堂ロイドの元ネタはこれだったのか(呆)」「みなくてよかった映画」「『猟奇的な彼女』や『ラブストーリー』はよくできた映画だと思ってたのに、本当に同じ監督なのだろうか?」などと、思い切り否定的な感想しか持ってなかった。

でも、そこからが違ってた。

以下、ネタバレあり。

やはりこの監督は構造マニアというか、単純な一本道のストーリーは作らない監督だったのだ。

サイボーグを通じて未来とつながるところまでは当然予想していたが、その後があって、さらに過去につながる、それも一度だけでなくもう一度、というところで予想を二回裏切られた!

最終的にはみてよかったと思えたし、最初の感想があまりにひどかった分、すごくいい気分になった。

もちろん突っ込みどころはありすぎるほどあるが、派手な設定を使い切った感じで、「ここまでやらないと!」という評価。

ただ地震の描写は怖すぎた。2011年以降だと撮るのも難しかったかも。