Stingの"Englishman in New York"を学生時代に聴いた時に、"An American in Paris"という映画があるというのを知ったのだが、これまでみたこともなく、ミュージカルということすら知らなかった。
「雨に唄えば」もそうだけど1951年にこんな映画を撮ってたというのが、信じられない。「力作」であることは間違いない。ラストの幻覚?シーンもいろいろとすごい。
ピアニスト役で出ているOscar Levantはガーシュインの友達だったという話など、実は本当に古い映画なんだと思わされる。
ただ、ジーン・ケリーが駆け出しの画家には全く見えず(撮影当時38歳)、おっさん同士で若い女性(19歳)を取り合ってるようにしか見えず、恋敵の方が上品でいい人に見えてしまうのも微妙。
あと、このころのアメリカ映画のノリって、今でも日本の軽い、僕が苦手なドラマと同じなんだと気がついた。とにかく今となってはわざとらしすぎて、古い映画とわかってないと見る気がなくなる。(追記:ここは別の映画の感想の文が紛れ込んでた。ヒース・レジャーの「恋のからさわぎ」だった。ただ途中で耐えきれなくなって見るのをやめたので、ここにそのまま残しておく)