幻覚ギター

みた映画、きいた音楽、よんだ本。

星野道夫「アラスカ 風のような物語」

アラスカ 風のような物語 (小学館文庫)学生時代の先輩、趣味で始めた写真が今やすごいことになってて、写真サイトやコンテストで賞をとるまでに(もちろんそれ以前に本当にすごい写真で、当然デスクトップの背景にしてる)。 その先輩と先日久しぶりに飲んだ時にすすめられたのが星野道夫の写真。 それまで全然知らなかったのだけど、話を聞いているうちにどれかみてみたくなって、昔「たどりつけばアラスカ」というアメリカのドラマにはまっていたこともあり、この本を選んだ。 文庫じゃなくて大きな本のを買えばよかった!と思うほど写真がよかった。 アラスカで生活する人々や自然について書かれた文もよかった。 テント越しにクマの手をひっぱたいたという体験は、彼の最期を暗示しているようで、落ち着かない気分で読んだ。 絶筆原稿となったCDのライナーノートも、沖縄の自然、海への素直な憧れが伝わってきてよかった。