幻覚ギター

みた映画、きいた音楽、よんだ本。

城山三郎「官僚たちの夏」

まずまずおもしろかっったけど、やはり「落日燃ゆ」と同じイライラが募ってしまった。「雑だ」ということを美学のように押し出して、細かいことにこだわらないのはいいが、結局それが自分の理想の実現の妨げになってしまう。 本人はそれで良いかもしれないが、部下など周囲の支持者が気の毒すぎる、と書いていて、身につまされるところがあるのが読んでいて辛かったのかも。