幻覚ギター

みた映画、きいた音楽、よんだ本。

12人の優しい日本人

オリジナル?があるからこそ成り立つ作品。

これだけで閉じてみると、前半のうだうだとした展開にイライラしてしまう。

ただ、オリジナルの人物構成、思いこみ・決めつけに異議を唱える人と、自身の人生を被告に投影して最後まで思いこみを捨てようとしない人との対決をひっくり返したとわかると、何かスッキリできる。

それにしても、分厚いシステム手帳、そして電子手帳!と、何より裁判員制度がまだないため陪審員制度があるという架空の世界の物語になっていること、など時代を感じる作品だった。