幻覚ギター

みた映画、きいた音楽、よんだ本。

金曜時代劇「柳生十兵衛七番勝負」

不覚!金曜時代劇は結構チェックしていたのに、見逃して最後の2話だけしかみれなかったとは…。

昔(調べてわかったが、もう13年も前だ)、同じ枠で「腕におぼえあり」という、藤沢周平の「用心棒日月抄」を映像化したものがあって、これにどっぷりはまっていた。ジャズに、刀から派手に火花の散る特殊効果と新感覚の時代劇で、主人公の村上弘明もよかったし何より主人公を支えるくノ一役の黒木瞳がよかった(もちろん原作もよかったのだが、それを発展させた映像作品としてもすばらしかった)。

この「柳生十兵衛」では村上弘明が主演、さらにそれに味方するくノ一役に、小沢真珠(いじわるタイプで大好き…)というキャストで、最初からみてなかったのがほんとに悔やまれる。小沢真珠は演技という点ではかなり厳しかったけど許す。

5話では宮本武蔵役を千葉真一がやっていて、カラーコンタクトで孤高の剣豪のイメージをうまく作っていた。

話のほうでもまつりごと(政治)に巻き込まれて自分の剣に迷いを感じていた十兵衛が宮本武蔵の言葉によって、ただ剣の道を進むことを決意するところなど、(軽い気もしたけど)心に火を灯してくれる場面がたくさんあった。

NHK金曜時代劇