幻覚ギター

みた映画、きいた音楽、よんだ本。

フィリップ・フランク「評伝アインシュタイン」

小学校の卒業文集に将来の夢を「一人山奥に住んで星をみながら生きたい」みたいに書いた。ややイタいけど、訳がわからないながら当時アインシュタインに、その孤高な存在に憧れていたのだった(キャプテン・ハーロックにも憧れてたな…)。

この本はまだアインシュタインが生きていたころに、親交のあった物理学者が書いたもの。アインシュタインの新しい理論が当時の混乱したヨーロッパ情勢下でさまざまな方面に影響を与えた(拒否されたり利用されたり)という部分が興味深かった。

民族やイデオロギーが科学の分野に激しく介入する様子は、今で言えば遺伝子関連で起こっていることと同じかもしれない。

ひょっとすると世界はガリレオの頃から何も変わってないのだろうか。