イージー・ライダーのパロディからはじまって、ゲイバカップルの弥次喜多にヤク中の喜多さん、音楽はZAZEN BOYS、「うぉい~」とか「ぐぇへぃ」みたいにもはや獣のようになってしまってる竹内力、荒川良々がいっぱいなど、ツボを突かれまくっておもしろかった。
中盤ややダレてしまった(大物ゲストの部分はカットしにくいから仕方ないだろうけど、明らかにおもしろくないものもあった)のが惜しかったが、現実を肯定できずにリアルを追い求める二人(ブロークバックマウンテンよりも真面目に思えた)の切なさは印象的だった。
意外に評価は低めだったみたいで破綻も確かにあるけれど、それをしのぐめちゃくちゃなパワーが感じられた作品だと思う。