幻覚ギター

みた映画、きいた音楽、よんだ本。

真夜中の弥次さん喜多さん

イージー・ライダーのパロディからはじまって、ゲイバカップルの弥次喜多にヤク中の喜多さん、音楽はZAZEN BOYS、「うぉい~」とか「ぐぇへぃ」みたいにもはや獣のようになってしまってる竹内力荒川良々がいっぱいなど、ツボを突かれまくっておもしろかった。

中盤ややダレてしまった(大物ゲストの部分はカットしにくいから仕方ないだろうけど、明らかにおもしろくないものもあった)のが惜しかったが、現実を肯定できずにリアルを追い求める二人(ブロークバックマウンテンよりも真面目に思えた)の切なさは印象的だった。

意外に評価は低めだったみたいで破綻も確かにあるけれど、それをしのぐめちゃくちゃなパワーが感じられた作品だと思う。