2007-12-31 グレッグ・イーガン「祈りの海」 書籍・雑誌 おもしろかった。このグレッグ・イーガンという人の作品は順列都市もそうだったが、テクノロジーが明らかにする人間のアイデンティティの曖昧さを扱ったものが多い。 学生の頃に読んでたら、もうそれだけで頭が爆発しそうになるくらいに満喫できたろうが、この歳ではそこは冷静に読めてしまった。 「キューティー」はジミヘンの"Angel"の詞を思わせるような切ない話で泣ける。