こちらはSFOから成田への機内でみた。
スター・トレックといえば、不思議な環境下にほうりこまれた人たちがとる行動とか、その矛盾とか、そういうSFとドラマをかけあわせたっぽいところが好きで、スター・ウォーズの魅力とはまた別のものだと思ってた。
それだけにTVシリーズや映画でも後になるほどやたら宇宙戦争ものに偏っていくのが少し気になってた。
で、この映画だが、話自体はそれなりにはおもしろいし(あまり知らない人でも楽しめそう)、昔からのファンへのサービスもある。
でもそれもすべては興行成績からはじき出して、「人気の高いTOSのキャラクター、若返ったキャスト、派手な戦闘・アクション」を組み合わせるためにあらゆる反則を繰り出して作ったというのがみえみえで、見終わった後に何だかなあ〜という気分になった。
途中スポックの母親役がめちゃウィノナ・ライダーに似てる!と思ってたら、本人だった。あえて出るというのは彼女はトレッキーなのだろうか?
あとサイラー(ザカリー・クイント)はそもそもHeroesでも怖くない(やることは怖いのだけど)と思ってたら、やはりスポック役だとかわいくみえてしまうほどだった。