SFOへの機内でみた。
気に入ってた3が酷評されてたのをきっかけに、「僕が思ってるターミネータ像なんて、世間が求めてるものとはどうせ違うもの…」とターミネーター自体に後ろ向きな気分に[E:coldsweats01]なってた。
けれどこの作品はとりあえずおもしろかった。
以下、ネタバレあり
最初はターミネーターのタイトルを借りた近未来戦争ものか、と思ってたのだが実はこのシリーズの2以降の約束となった、やられてもやられても立ち上がって主人公たちを守ってくれるターミネーターがちゃんと登場する(伏線にはわりと早く気づく)。
さらに、これまでは「そうプログラムされているから」と少し突き放した見方をする余地があったのだが、あえて明らかな人間の感情をのせてその苦悩まで描いている。反乱軍の女性パイロットとのエピソードもその仕掛けがあったからこそで、ターミネーターの様式を持たせながらその幅を広げたところはうまくやってると思えた。
ただ、感情描写といってもあくまでハリウッド超大作路線のレベルのものであり、展開なんかはかなりムチャなところもある。あくまでB級映画のターミネーターシリーズの最新作として楽しむべきものだとは思う。