幻覚ギター

みた映画、きいた音楽、よんだ本。

「アンティキテラ 古代ギリシアのコンピュータ」

アンティキテラ 古代ギリシアのコンピュータ (文春文庫)紀元前1世紀のものと思われる機械の破片をめぐる謎解きを描いたノンフィクション。 まず、精巧な歯車が多数ついたこの機械が、何のために誰に作られたものなのか、どのように動くのか、この技術の連続性が認められないのはなぜなのか、というとても興味深い謎に引きこまれた。 さらにこの謎に挑む、時代も立場も異なる多くの人たちのドラマもおもしろい。 一点残念なのが、歯車の機構が肝になってくるのだから、もっと図解してほしかった点。 理想的には動画などで解説してもらいたい、と思ってググったらNHK世界のドキュメンタリーで放送されてたみたい。 再放送してほしい…。