事故で頸髄損傷となった大富豪と貧しく型破りな介護人の交流を描いた、実話に基づいた映画。
やたら泣かせようとしてくるものじゃないのか?とかなり警戒してみたのだが、おもしろくて素晴らしかった。
とにかくポジティブな介護人ドリスがフィリップの心を開き、希望を持たせていく過程が丁寧に描かれていて、都合が良すぎると感じることがなかった(もちろん富豪だから、というのはあると思うけど)。
ドリスやフィリップだけでなく脇役も含めたキャストもよかったし、音楽と映像も綺麗でよかった(ただ車や飛行機のCMか、と思ってしまうところもある)。
問題を抱える富豪の家に異端者がやってくるというパターンとしては、サウンド・オブ・ミュージック、メリー・ポピンズやアルプスの少女ハイジなど、やはりおもしろいものが多い。