20年前の映画とは思えないほど、今みても古いと感じなかった(80年代の映画など、みるに耐えないノリのものが多いけど)。
アル・パチーノとロバート・デ・ニーロがこの映画の重厚な雰囲気を作り出していた。
3時間弱と長いのだが、テンポよく2時間くらいにまとめていたら登場人物の背景や心理描写がなく、ただ展開を追うだけの映画になっていたろうし、これでよかったのでは。
むしろマイケル・マンは登場人物それぞれのエピソードをもっと細かく入れたかったのではないだろうか?そう考えると映画というよりテレビドラマシリーズなどでやればもっとよかったのかも。
以下、ネタバレあり。
アル・パチーノもロバート・デ・ニーロもアクション派ではないので、ラストの追いかけっこは違和感があった。追い詰めた後での、光と影の中でのジリジリとした時間はハマってたので、ここだけが惜しく感じられた。
あとナタリー・ポートマンが出てた(当時14歳くらい?)。