幻覚ギター

みた映画、きいた音楽、よんだ本。

ザ・マペッツ

知っている人は知っているかと思うけど、僕はカーミットが大好きで、昔はいくつかグッズも持っていた。いい歳になってからのことだけど(笑)、まだどこかにぬいぐるみはあるはずだし、腕時計は娘が最初に持った腕時計のはず。マペットの映画もいくつかはみたけどすでに記憶は薄れていた。 で、この映画も今さらどうなのか?などと思いながらレビューをいくつか見てみると、IMDbでも高評価と低評価がなり割れている印象。なのであまり期待せずにみたのだが、久しぶりの掘り出し物だった! 何よりキャストが豪華。主演が「ママと恋に落ちるまで」("How I Met Your Mother")のマーシャル役のJson Segelに、Amy Adams。そこに本人役でJack Whiteが出ている。 驚いたのが、マペットの主人公のウォルターの人間版で「ビッグバンセオリー」のシェルドン役のJim Parsonsが出てきて、さらに本人役でまたHIMYMのNeil Patrick Harrisまで!カメオ的には「ハングオーバー!」のKen Jeongなんかも出てた。ミス・ピギーの秘書を、「プラダを着た悪魔」で同じような役をやっていたEmily Bluntが演じているのも細かい。 ストーリーは可もなく不可もなく、だけど昔のマペットを知っていると、懐かしさと切なさが感じられるような展開になっている。 バンジョーのセットが置いてある場面では、「あ、あ、あ!」と何か記憶をいじられた気がして、そして最後に歌い上げる"Rainbow Connection"で、昔の映画の冒頭で池の上でカーミットが歌うシーンが蘇ってきて泣きそうになった。昔のブログを探して、この曲はカーペンターズの曲というのも、ようやく思い出した。 IMDbのtriviaもあれこれ面白い。バーバーでの替え歌でコートニー・ラブに訴えられたとか、エルモのカメオ出演予定があったけど契約的にダメだったとか、あえてCGは使わず昔と同じ方法でマペットを動かしたとか(これは本当によかったと思う)。他にもやはりDisney映画となったので、Hidden Mickeyがあったり、WalterはWalt Disneyにちなんだ名前だとか、いうのもあった。