幻覚ギター

みた映画、きいた音楽、よんだ本。

クレイトン・クリステンセン「イノベーション・オブ・ライフ」

クリステンセンと言えばやはり、「イノベーションのジレンマ」だろう。 思えば…と書きはじめて、念のため確認すると、あれ?この本が前職からの転職の背中を押したと思い込んでたけど、読んだのは転職した後だった。

ちょうど、それなりに今後のキャリアについて考える機会があり、また一つの分岐点に来ているので、また何かクリステンセン先生からヒントが得られればと思って読んだのだけど、それについては期待外れだった。

原題は"How Will You Measure Your Life?"で、ハーバードを卒業して華麗なキャリアを重ねた人が、お金や権力、名誉に囚われて道を踏み外してしまうことについて、自分自身の人生を評価するものさしを持つ重要性を説く内容。なので、ある意味ピッタリな本ではあったけど、今の自分に刺さらなかったということは、もう少し夢を追いかけたいということなのか。

邦題につけられた、内容と関係のなくマーケティング目的につけられた「イノベーション」に惑わされたのかも。 ただ、自分がそういう気持ちだと認識できたのは一つ収穫だったのかもしれない。