幻覚ギター

みた映画、きいた音楽、よんだ本。

椿三十郎

おもしろかった。今のところ、黒澤映画の中で一番かも。
七人の侍ももちろん大好きだけど、椿三十郎の方が気楽に楽しめる。 コメディタッチな部分もありながら(押入れ男が最高)、三十郎の抱える孤独や優しさがうまく描かれていた。
それらがラストシーンにつながって大きな余韻を残す。 ラストの室戸半兵衛(仲代達矢)との決闘シーンは西部劇を思わせるもので、血しぶきが吹き出す演出はこれが原点だったのか!と感動した。 加山雄三田中邦衛が出ていて、若大将シリーズか?(笑)となる。