これは全然知らない作品で微妙に思える邦題もあって全く期待していなかったが、掘出し物だった。(有名な作品なのだろうか?)
ヘンリー・フォンダにジェイソン・ロバーズというキャストも良いし、そのヘンリー・フォンダが賭博中毒?の旅の男を演じている。
金持ち5人が年に一度大金をかけて行うポーカーにこの男が参加して、新生活のための大切な金を全てつぎ込んだ挙句に心臓発作で倒れる。この窮地に男の妻がゲームを引き継ぐしかなくなるのだが…という筋書き。
以下、ネタバレあり。ぜひネタバレなしで一度観てみてもらいたい作品なので…。
夫婦の子供はどこか胡散臭いし、妻はどこか貫禄があるから、実はこの二人がポーカーの名手とかで大逆転、という展開を予想したのだが、本当にだまされた!
そのどんでん返しを楽しむ映画なので、人間ドラマ的なものが、ジェイソン・ロバーズ演じる大富豪の娘の結婚に関するエピソードだけになって、あとは全く空虚なものになってしまうのも仕方ない。
ヘンリー・フォンダの賭博中毒の男の演技がとにかく面白かった。そして観終わってから、邦題にも巧妙な仕掛けがあったことに気がついた(笑)。