最重要人物であるリリー登場の本作、ようやくみれた(1周目はこれを見逃してテンションが下がって一度中断して、2周目はちょうどこの後の作品から再開したのだった)。
前半の二人に共通する流れ者の孤独を語るシーンは良かったが、終盤、リリーは同類だと思っていた寅次郎には暖かい家族があるとわかり、自分も家族を求めて、寿司職人(毒蝮三太夫!)と結婚するという展開はアッサリしすぎな気もする。(そしてカタギとなったリリーの顔が怖すぎる)
それよりも、旅立つ寅次郎にさくらが上野駅まで鞄を届けにきた場面の方が印象に残った。寅次郎の財布に手持ちがほとんどないのを見て、その財布を奪い取って手持ちの金を入れる、泣ける場面だった。
これでやっと「男はつらいよ」コンプ!