幻覚ギター

みた映画、きいた音楽、よんだ本。

グレッグ・イーガン「ビット・プレイヤー」

もちろん、話もおもしろいけど、やはり人間が(正確には地球人だけではない)デジタル化された世の中があまりに便利そうで、羨ましい(笑)どこにでも行けるし、眠らなくても良いし…。

 

そういう生物が、今の我々のような物質としてのみ存在する生物とコンタクトする描写が出てくる「孤児惑星」が面白かった。

アーサー・C・クラークの作品でよく、物質的なものを捨てて精神だけになったという進化の形態が出てくるが、この生命がデジタル化された世界はまさにその設定の裏側を描いているようで、それも興味深い。