幻覚ギター

みた映画、きいた音楽、よんだ本。

Mの悲劇

放送中は一度もみてなくて、全話HDDレコーダに録ってたのを一気にみた。

出だし何となく「世にも奇妙な物語」みたいだと思ってたら、そのとおりで、ちょっとありえなさそうな連鎖が徐々に暴かれていく展開で次がどうなるか気になって、意外におもしろかった。

残念だったのは、キャスト。稲垣吾郎は悪気のないまま人をとんでもない目にあわせてしまっているという役ではぴったりで、実際長谷川京子の復讐の理由が明かされたときはかなり憎くみえたくらいだ。けれどその後の展開で、それ以上にはなれず佐々木蔵之介なんかに比べて存在感が薄かった。

もう一つは、結局「世にも奇妙な物語」みたいに展開のおもしろさで惹きつけるというのでよかったと思うのだけど、欲ばって一般的に人間は、人生は、…みたいな話とか、主人公二人の恋愛とか、深みを持たせようとしたところがかえって不自然で無駄に感じられたところか。