乗り換えの時間が中途半端だったので本屋で立ち読みをしていて、三島由紀夫の「春の雪」がなぜか新刊のところにおいてあるのを発見した。帯を見てびっくり。
映画化されるそうだ。妻夫木聡と竹内結子、監督がセカチューの行定勲というのでさらにびっくり。ありえん…。
確かに、原作は輪廻転生をテーマとした「豊饒の海」4部作の最初の作品で…と難しいことは気にしなくても楽しめる、完成度の高い悲恋の物語だから映画化というのはわかる。
でもこのキャスト・監督をみてしまうと、この映画のポジションというのが読めてしまってまったく期待できない(仕事は選ばないと、やっぱりこういうときに不利になるなー)。
あと竹内結子は絶対にイメージと違いすぎ。製作者の姿勢を疑ってしまう。
と大好きな本だけについ力を入れてけなしてしまったけど、ぺらぺらの話になってもいいから画と音楽で酔わせるくらいに美しい映画にしてほしい。たぶんみにいくだろうから…。