幻覚ギター

みた映画、きいた音楽、よんだ本。

矢作俊彦「ららら科學の子」

ららら科學の子ずっと読みたいと思っていた本で期待してたのだが…。 まず60年代への追慕のようなものが多く描かれているのだが、これが心に響かない。 それと対比した現代(といっても数年前)の描写もどこかわざとらしく思えた。 ぴったりこの世代じゃないと厳しいのかもしれない。 登場人物のセリフも今ひとつで、全体的な文体や主人公の行動は僕からみても青臭かった。 妹との別れの場面を妹が本に書いていた部分はよかった。 映画化されるらしいが、この妹との別れと再会(?)で泣かせる映画になるのかな?