幻覚ギター

みた映画、きいた音楽、よんだ本。

「限界費用ゼロ社会」

多くのモノやサービスのコストがゼロに近づく、限界費用ゼロ社会が来たら、資本主義がどうなるのか、まさにこの一点が知りたくて読んだ本だったのだが…。

とにかくくどくどと、コモンズの歴史や、モノやサービスのコストがゼロに近づくことを示すばかり。煽り系のテックブログからの引用も多く、読んでいて苦痛だった。(この分野に疎い人にとっては役に立つ情報とは思うけど)

結局どういう社会を迎えるかについては、人間が本来持つ共感性とSNSなどのコミュニケーションツールの発展、ミレニアル世代への期待を述べるだけと実にあっさりしたもので、本当にガッカリだった。