幻覚ギター

みた映画、きいた音楽、よんだ本。

セントラル・ステーション

おもしろくなかったら途中で観るのをやめよう、というくらいの気持ちで観始めたが、良い映画だった。

以下、ネタバレあり。

 

モチーフとしてはヴィム・ヴェンダーズの「パリ、テキサス」を思わせるもの。
ただ序盤はドーラの性悪っぷりに引いてしまう(ここで観るのをやめようかとも…)。が、ジョズエとの彼の父の住む街への旅を通じて、彼女自身の問題とも向き合いながら二人の距離も縮まっていく。

ラストも「パリ、テキサス」を彷彿とさせる、切ないものだったが、そもそも他人同士なのだし、またドーラが手紙で思いを伝えるという部分が、より救いを感じられてよかった。

ブラジルのリオの街、荒野や、祭りの風景が印象的だった。