行きすぎたキャンセル・カルチャーを揶揄しているとも受け取れるが、本作の主人公の場合完全にとばっちりでもあり、むしろコメディなのだろうと思えた。
そのコメディを成立させてるのは、やはりニコラス・ケイジ!夢に出てくる不気味な表情と、理不尽な状況に怒りまくったり苦悩したり、と本当に色々な表情を作っていて、楽しく見れた。
以下、ネタバレあり。
ラストの展開は蛇足な気もしたが、結局キャンセル・カルチャーも商業主義の文脈で捉えられるし(顧客にうけない人を追放する)、そちらを揶揄したものなのかと思えた。