昔、寮のルームメイトが読んでいた雑誌に連載されていて、かなり好きだった漫画。しばらく忘れていてほんとにそんな漫画あったろうか?と思っていたところで、何かの拍子に思い出して読もうとしたがすでに廃刊に…。
それが映画化されるとのことで、絶対復刊されるはず!と待ち続けてようやく読むことができた。
前置きが長くなったけど、この漫画ほんとにおもしろい(誰もが読んでおもしろいかどうかは微妙だとは思う)。本人は真剣、まわりからみたらただのアホっていうパターンは大好きだ。ベン・スティラーの出てる映画なんかもその路線に近くて好きなのだ。
さらにこの漫画、アホの話と笑い飛ばせないところもある。屁理屈で議論を戦わせながら、最後は無理やりな理論に裏づけされた精神論で、ありえない逆境に向かう彼らの姿は世の多くのビジネスマン(少なくとも僕の前の会社での最後の2~3年はそんな雰囲気だった)にだぶっていてどこか哀しい。
でも漫画の中では彼らはたいてい勝つ。逆境に苦しむ人たちの癒しの書と言えるかもしれない。