2007-08-01 サイモン・シン「暗号解読」 書籍・雑誌 <フェルマーは終着点が一つだったので、そこに向かって多くの人々の運命が関わっていく様子がドラマティックで感動的だった。 それに比べると暗号というくくりでは運命の糸のつながりというものが実感できず(つなげようという著者の意図は感じたけど)、普通に暗号の歴史を紹介する本として楽しめた。 あと昔に、たぶんこの本の元になったテレビ番組をみたことがあったので、「コロッサム」の話とかすでに知っていたというのもあまり感動できなかった一因かもしれない(そのテレビはとても印象に残った)。