幻覚ギター

みた映画、きいた音楽、よんだ本。

ファンタスティック・プラネット

ファンタスティック・プラネット会社の後輩が貸してくれたDVD。最近みたなかでは一番心に残る映画だった。 まずドラーグ人(ウルトラマンに似てるけど)を含めた、いろいろな生き物の描写がすごい。 この時代(1973年)に作られたことを考えると、まともな人間の想像力を超えていると思えた。 そしていわゆるアニメというものと違う、まさに絵が動いているという感覚の画面。 予算の都合なのか、途中明らかに動きがなくなる場面が続いたのは残念だったが、芸術の域に達したなどともてはやされている最近の作品群が幼稚にみえてしまうほどに「芸術的」で、みている者の心に何かを呼び起こす。 ネタバレあり。 それにしても集団を発展させるものが知識であるということがここまで明確に描かれているのは、ヨーロッパ映画ならではか。