あまり話題にならなかった気がするが、良い映画だったと思う(もう一度みたいとは思わないけど)。
犯罪に巻き込まれてしまったエリカ(ジョディ・フォスター)の恐怖心と、それから逃れるために拳銃を手にし、そして偶然それを使ってしまってからの行動。
ただセンセーショナルに描くのではなく、主人公の心情を中心に描いている分、よけいに主人公とともに苦悩している気分になった。
以下、ネタバレあり。
そして、意外なラストに驚いた。
この手の映画は問題を提起しながらも、「そうはいっても、結局はこう収まるよね」という終わり方になるのが常なのだが、もう一度問題を提起して終わる形になっている。
この映画に限れば制裁をくだされる側のバックグラウンドがほとんどわからないので違和感も感じるところではあるが、人を裁くというのはやはりとてつもなく難しいことだと思う。