予備知識なくみたこともあってか、久しぶりにいろいろと驚かされた。こういうカルト映画は大好き。
そもそも設定がぶっ飛んでいるので、展開が読めず、各勢力の間で翻弄される主人公とともに「いったいどうなってしまうのか…?」という気分が味わえる。
低予算映画だったとのことで、知らない俳優ばかりだったことも本当のドキュメンタリーをみてる気になれてよかったのだと思う。監督・脚本のニール・ブロンカンプの最新作「エリジウム」もみてみたい。
以下、ネタバレあり。
巨大宇宙船がやってきて母星に帰れない状態になり、中にいた大量のエイリアンが難民になって地球で暮らしている、という設定自体は大きいのだが、序盤ではその設定下で本当にありそうな小さな話(主人公は役所のエイリアン対策部署にいる)が進んでいく。
この設定は非日常を持ち込むためだけのものなのか、と思ってると話もその設定にあわせてどんどん大きくなっていく。このドタバタ系の展開のおかげで飽きることなくラストまで引きこまれた。
ネットの評価をみてたら、ダメな主人公の変化が都合良すぎるみたいなものも多かったが、むしろあれくらいがリアルな(人間誰しもダメなところと、いいところがあるもの)気がした。