幻覚ギター

みた映画、きいた音楽、よんだ本。

ドラゴン・タトゥーの女

デンマーク版The Killingにハマっていたので、これも最初から最後まで引きこまれた。というか、本作の原作のほうが先で、The Killingはこれの影響をかなり受けていることがよくわかった。

スウェーデンで撮影されたとのことで、The Killingもそうだったけど(そう思ってみるからかもしれないけど)、いかにも北欧というイメージの青白くてクリアな色調がよかった。 Led Zeppelinの「移民の歌」を使ったオープニングもかっこよかった。

IMDbのトリビアによると、リスベット役にはナタリー・ポートマンスカーレット・ヨハンソンなども候補になっていたとのこと。スカーレット・ヨハンソンはいくらなんでも違うだろうと思うし、ルーニー・マーラがはまってたのではないだろうか?(ピアスも本当に開けてたらしい!) 原作も読んでそのあたりも確認したい。

以下ネタバレあり。

ストーリーの方は横溝正史作品と似た(犬神家の一族に似てる)、過去の未解決事件の調査から悲惨な出来事・犯罪が明らかになってくる。 本当に悲惨なのでフィクションだと割りきってみないとつらいところもあるが、リスベットの独特なキャラが徐々に人間ぽくなってくるところで少し救われる。