幻覚ギター

みた映画、きいた音楽、よんだ本。

「オープン・サービス・イノベーション」

コアとする製品だけでなく、それに付随する部分も含めたサービスを提供することにより、コモディティ・トラップから脱却する、という成功例があることはわかる。 (食料雑貨店主とシェフの比較という例えがわかりやすい)

ただ、それを普遍的な概念・手法としてしまうのは楽観的すぎてかなり違和感があった。

少なくともドラッカーのマネジメントの多角化の項に書いてあることは考慮した上で、の話だと思う。 成功事例の紹介とその後付解説を読んだ、というところ。 巻末の「監修・監訳者解説」が戦略論のトレンドをわかりやすくまとめてあって、役に立った。