The Boysは毎シーズンとも、見るのにエネルギーが必要でシーズン序盤はしんどいのだけど、途中からは止まらなくなる。シーズン3もやはりそうだった。
これ以上ないひどい描写が続くけれど、各キャラクターの心情の揺れや成長もしっかり描かれているのが面白い。
そして、ひどい描写よりも醜悪なのはこの世の中だと、現在の社会情勢の風刺をわかりやすく織り込みながら描き出している。本来大きな責任を果たすべき人々は自身の権力追求と、そのための人気取りに終始し、多くの人々は自分に都合の良いストーリーに飛びつき、ただ利用される。これは単純化された物語の世界のことで現実はもっと複雑で違うもの、と思いたいけど…。
以下、ネタバレあり。
シャーリーズ・セロンがカメオ出演してたのには驚いた。
今シーズン、ラストへ向けての展開はシーズン2と似たもの(ストームフロントがソルジャーボーイになったような)だったが、セブンのメンバーがかなり抜けて次シーズンでどうなるのだろうか?そもそも一線を超えたホームランダーがどういう立場になっているのか。とりあえず次シーズンも待ち遠しい。