幻覚ギター

みた映画、きいた音楽、よんだ本。

スーパー

スーパー! スペシャル・エディション [Blu-ray]素人ヒーローものということで「キック・アス」みたいなのを予想して(「キック・アス」でも意外にアレだけど)映画館に行ったカップルなんかはさぞ居心地悪かっただろう、と思いながら悪趣味・グロ描写に引きつつみてた。相棒となるリビーのヤバさも途中からついていけないレベルになる。 以下、ネタバレあり。 ところがラストで、それが全部ひっくり返ってしまう。主人公フランクが達した結論もすでに狂気に踏み込んでるのだけど、なぜか感動してしまう。この感動はそれまで繰り返される描写がなければ得られなかったと思えて、あれらの描写も肯定してしまうことになる。 本作をみた後だと「キック・アス」でも予定調和的で単純な映画にみえてしまう。かといって誰にでもすすめられる映画ではないけど。