いい映画だった。雰囲気はクラッシュみたいな群像劇っぽいけど、こちらの方が登場人物の因果というか宿命というか、そういうものが強くてまとまってたと思う。
以下、ネタバレあり。
バッドエンドを予想していたところが(みんな死ぬのでは?と思ってた)、そうではなかったところもよかった。安易とも言えるけど、やはり若者の疾走は画になる。
IMDbのtriviaから凝ってるなぁと思ったのはジェイソンがAJと最初に会ったときにジェイソンがリンゴを食べてるところ。赤ちゃんのときに母親がルークに「リンゴが大好物」と話していたことにあわせてある。
またルークがロビンとコンビを組むときにホール&オーツみたいに、と言ってたが、後で別の場面でホール&オーツの曲が流れてる。フランス語版ではフランスでホール&オーツが有名でないのでスタスキー&ハッチになってるというのは切ない(ホール&オーツ、フランスではウケないのか)。
ジェイソンの父はルーク、育ての父がジェイソンに"I am your father."のダース・ベイダーのセリフをまねてみせるところも、マニアックな気がした。