幻覚ギター

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海外出張(入国手続)

海外とのやりとりが多い業務に異動して2年、コロナのためにずっとオンラインでやってきたため、往来ができるようになるとやはりあちこち行く必要があり、5月のアメリカ以降も2度海外出張があった。

今や、コロナ対策のための入国手続はほとんどなく(それでも接種証明あるいは陰性証明を確認するためにMySOSの登録は必要だけど)、もう意味はないけど、メモ的に書いておく。

8月時点ではまだ日本行きのフライトの72時間以内のCOVID-19陰性証明が必要だった。ただ、訪問地が空港から4時間以上かかるところで日本の厚労省が指定したフォームでの陰性証明を発行してくれる検査機関がない。空港での検査も結果が出るまでにそれなりに時間がかかるため、帰りに立ち寄ってというのもリスクが高い。

一応、指定フォーム以外の陰性証明も必要事項が書かれてあれば受け付けていて、実際に現地の大手ドラッグストアチェーン店の検査証明で何度か日本入国した人もいたので、同じところで検査を受けて陰性証明をpdfでもらい、MySOSにそれを登録したのだが…。

出発日の未明に、それが却下されたとMySOSで通知が来ていて、ただ厚労省の必須項目の説明と自分達が提出した陰性証明書を何度見比べても不備がなく(検査も求められているレベルのものを受けていたし)、MySOS事務局(厚労省と思われる)とメールでやり取りをして、結局のところそのpdfファイルを修正!(正確には上書き;ドラッグストアからのpdfは当然編集不可になっている)して再提出する、という対応で何とか受理してもらえた。

いろいろと調べてわかったのは(といっても推測や噂レベルだけど)

  • 審査は人手で行われていて、審査する人によって判定基準が違う(同じフォーマットなのに数週間前に入国した人は全く問題なかった)。あるいは途中で運用が変わった?
  • 指示された修正事項から推測すると、その人手はアウトソースで、おそらくパターン認識程度のことしか判断できないレベルの作業っぽい。なので少し表現が違うととりあえず却下される?

基本、日本政府の求めるフォーマットで用意できない場合は、文句言うなということは受け入れるが、それにしてもやはり役所仕事で、理不尽な出来事だった。

そもそも一番感情的に納得いかなかったのは(ルールなので仕方ないとはいえ)、その時点ですでに1週間後からこの陰性証明の手続は不要になるということが発表されていたこと。すでに不要と判断されて廃止されることが決まっている手続のために双方こんな手間を取らされるなんて…。

その後、今度は9月中旬にまた出張だったが、この時は接種証明だけでMySOSはクリアでき、本当に楽になっていた。