幻覚ギター

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アメリカ出張(出入国手続き)

前回はCESでラスベガスに行った6年前だった。

約2年前の異動で、英国との仕事が中心になったもののパンデミックの中、全てオンラインでやってきた。ようやく昨年末あたりからそろそろFace-to-Faceで…という話が出始めてやっと、ただ航空便にも混乱をきたす世界情勢の中、サンフランシスコに行くことになった。

とにかく面倒だったのがUS入国と、日本への帰国、それぞれの国で必要な手続きが違うこと。だんだん緩和されていくので今後役に立たなくなる情報になるかもしれないけど、簡単にまとめると

 

US入国に必要な手続き:

  1. パンデミックとは関係なくESTA
  2. 出発の1日前(とにかく日付が1日前)の英文のCOVID-19陰性証明書
    決まったフォーマットがないのでかえって不安だったが、とりあえず近所の病院が英文証明書を即発行できたのでそこで受検した。少し前にUSから来客があって、帰国のために同じく1日前検査が必要だったが、証明書を即発行してくれるところは意外に少なくて午前受検で夕方結果がわかるというパターンが多く、出発時間によっては注意が必要。また検査方法もいろいろとあるが、下記のアメリカCDCの情報が大元の情報なのでこのページの"What types of SARS-CoV-2 tests are acceptable under the Order"の部分に記載されているものだと大丈夫

    www.cdc.gov

  3. ワクチン接種証明書
    アメリカの要件では、日本での接種だと2回目の接種から2週間以上経過していればよい。紙でも接種証明アプリの画面でもよいみたいだが、自分は接種証明アプリのQRコード(SHC)で済ませた。万が一の場合に、昨年末に一度渡航に備えて取った2回接種の紙の証明書も持っていったが、詳細は後述。こちらもCDCの情報が大元になるので、これで確認しておく

    www.cdc.gov

  4. 上記2と3を持っている、という誓約書。こちらは後述するアプリ上でも回答するけど、それとは別に紙に印刷して記入したものが必要で、搭乗口(搭乗ゲートで待ち時間の間に)で航空会社にチェックされて回収された。

で、JALではVeriFLYというアプリで上記を事前確認する、ということを推奨していてこれを使う。2や3について確証(スクリーンショットや画像)をアップロードして審査を受ける。2ではフリーフォーマットの英語の陰性証明に何が記載されていないといけないかというチェック項目もあるので安心できる。また3は接種証明アプリのQRコードのデフォルトの方(VDS-NC)をアップロードしたら、このバーコードは読めないと差し戻されてSHCの方にしたらOKだった。いずれにしても本当にこれで渡米できるのか、という不安を解消(少なくとも事前スクリーニングに落ちない、という)できる。

ただ、自分の場合このアプリでアップロードしたことで安心して、紙の陰性証明を家に忘れたことに最寄駅で気がついて取りに帰る、という大失態を演じてしまい、余裕を持って家を出ていたので大丈夫だったがめちゃくちゃ焦った。

結論としては、チェックイン時にVeriFLYの確認をされることと、誓約書を提出したこと以外に実際に陰性証明や接種証明を提示する場面はなかった…(JALの説明では提示を求められることがある、とのこと)。

 

日本に帰国するのに必要な手続き:

  1. 帰国便の出発時間の72時間以内のCOVID-19陰性証明書(日本政府指定のフォーマット)
    これが意外とハードルが高いと思われたが、SFOでは各国のフォーマットで陰性証明を発行してくれる検査サービスが行われていて、今回空港近くのホテルでの滞在だったのでここでの検査であっさりとクリアできた。ただこの検査サービスの予約サイトが変で、時差の計算?がおかしいのか日本から予約するときに日をずらして(時間はそのままで良いのだが)予約しないといけなかった。当日の様子からすると予約しなくても余裕で受検できそうだったけど。
  2. ワクチン接種証明書
    日本の場合は3回のワクチン接種をしていないと隔離期間が設定されていて(緩和された?)、それを避けるために接種証明書が必要。アプリでOKとのことだけど後述するMySOSへの登録ではQRコードスクリーンショットは受け付けてくれなかった…(こちらも差し戻されて、その際の指示どおり名前などが表示されているスクリーンショットを複数枚アップロードしてOKとなった)
  3. 誓約書

これらをMySOSというアプリに登録して審査を受ける。こちらは渡米よりもよりアプリ上での審査の効力が強いようで、陰性証明書の提示はそもそも求められないフローになっていた(あくまでMySOSでの審査結果のQRコードを確認している感じ)。その分SFOでのチェックイン時にもしっかりとチェックされた。

ただ、一番しんどかったのは空港検疫でのPCR検査。日曜の夕方で帰国者・入国者が多かったためか空港中を長い行列で引き回されて、ドキュメントのチェック、検査、検査の結果待ち、と全部で3時間以上かかった。涼しいサンフランシスコから暑い東京へ、ということもあってかなり体力を消耗した。しかもこの検査結果が陽性だと即隔離されることになるので結果待ちは結構ドキドキだった。

もう2日ほど帰国を遅らせられれば、この検査はスキップできたようなので、残念。