脱線が多くて全五巻を読むのはしんどかったけど、最後は泣いてしまった。
夜一人で読んでいたら号泣してたかも。
すごい量の物語が幾重にも塗り重ねられているからこそ、最後にそれらが一つに収束して大きな感動をうみだしている。
100年たって確かに社会の制度とか進歩していると思えることもある一方で、人間自身は全然変わっていないと思った。だからこそ今でもこの作品にこれだけ感動できるのだろう。
それにしても脱線と書いたけど話のストーリー以外のところでも手を抜かず、事細かに多くのことを書き込んでいるのはすごすぎて人間業じゃないような気がした。