幻覚ギター

みた映画、きいた音楽、よんだ本。

マスコミの天下は変わらない?

雪印事件のときに、「私は寝てないんだ」といった社長に「僕たちも寝てないんですよ!」というようなことを記者が言い返した場面があった。あのとき社長ばかりが批判されたが、僕は記者が寝ないのは記者の勝手なのに、この記者も自分のことしか考えてないのだなと思った。

その記者は読売新聞の人だった、というのはなぜか知り合いの知り合いというようなつながりで知っていた。たぶんあれで名を上げたつもりで本人も回りに言いまわってたのかもしれない。

で、今回その人と同一人物かはわからないけど、JR西日本の会見に絡んで読売新聞の記者が槍玉にあがった。

その記者のそういった行動をやめさせることは必要なことだから、お詫びをだすところまではよしとするが、マスコミのあほさをその記者一人に背負わせて知らんぷりをすることだけはないようにしてほしいと思う。でもマスコミが腐っているということをおおっぴらに語れるマスメディアがないところがやばい気がする。結局、まだまだ新聞に書いてあるから、テレビのニュースで言ってたから、正しいと思っている人の方が多いのだと思う。

それにしてもアメリカのリアリティ番組はえぐい。"The Bachelor"という番組があって、これが言葉がよくわからないながら、そのえぐさだけがすごい伝わってきた。一人の男を何人かの女の人でとりあうみたいなのだが、後でスタジオで女の人同士がすごい口げんかみたいに相手を攻撃していた。明らかに嫌われキャラとなったらしい女の人が言い負かされるとスタジオ中が拍手で、ビデオの中でその人が泣いているところではスタジオ大爆笑…。みていていたたまれなくなってしまった。結局みんな悪者を求めていて、それがたたかれるとすかっとするということなのだろう。