幻覚ギター

みた映画、きいた音楽、よんだ本。

「量子コンピュータ」

量子コンピュータ―超並列計算のからくり (ブルーバックス)「インフォメーション」の中で量子情報理論に関する部分がよくわからず、やはり基礎から学ぶにはブルーバックス!ということで…。 読み終わってから、もう一度「インフォメーション」の該当部分を読み返したが、そこはやっぱりよくわからなかった(笑)。 でも漠然としたイメージしか持っていなかった、量子コンピュータの原理についてはわかった。特に重ね合わせ状態を利用しての並列計算ができたとして、結果をどうやって得るのか?というこれまでの疑問は解けた気にはなった。 ただ、あくまで「わかった気になった」レベルで、人に説明することもおぼつかないかも。 実用化に向けての動向も紹介されていて、量子暗号などは想像していたよりも進んでいて興味深かった。 量子コンピュータに限った話ではないが、こういうすごいものを思いつく人は素晴らしいな、とも思う。 本書(2005年刊)には書かれていないが2012年にはD-Wave社が量子コンピュータを発売したとし、最近これが本物ではないかと言われている(ただし汎用の量子コンピュータではないらしい)。 汎用の量子コンピュータを作れるにはまだまだ壁があるみたいだが、素人的にはいくつかのブレークスルーがなされて、実用化されるのをみたいと思う。