幻覚ギター

みた映画、きいた音楽、よんだ本。

ゴーン・ベイビー・ゴーン

ゴーン・ベイビー・ゴーン [Blu-ray]「ミッション:8ミニッツ」で気になったMichelle Monaghan(他にも観た映画に出てたのは後から気づいた)目当てにみた。 それにしてもアルゴでみなおしたベン・アフレック、こんな映画も撮っていたとは。何となくクリント・イーストウッドの後を継ぐ監督になりそうな気がする。 後、ケイシー・アフレック。もっとベン・アフレックにそっくりな印象だったのだが、違ってた。 以下、ネタバレあり。 モーガン・フリーマンが当然何か重要な役割を担っているのだろうとみてたが、途中から完全にいなくなってしまいゲスト出演だったか、と思ったところで最後のどんでん返しが。 法に従うべきか、このままうまくいきそうな状況を黙認すべきか葛藤するパトリック。レミーが語った虐待されていた子供を救った体験談や、アマンダの幸せそうな表情と実母のひどさの対比、このあたりで涙が出そうになる。 結局パトリックは法に従うことを選択し、恋人アンジーには去られ、やはり反省していないアマンダの母親とテレビをぼんやりみるアマンダの表情をみながら映画は終わる。 自分が人の運命を変えるかもしれない選択をしなければいけないときに、何を基準にすべきなのか。たとえその人にとってよいと思う選択をしたとしても、そのとおりになるか、本人がどう思うかもわからない。 法という基準があるのなら、やはりパトリックのように法に従うのだと思う。でも片方の選択肢が法や規則からはずれることなんてまずないから、結局悩むことになる。