歳が…というところで語るのも憚られるけど、「18歳」シリーズの再放送を高校か大学の頃みて、意地悪な敵役の松坂慶子にやられたこともあり、かなり贔屓目な感想になってしまう。
このシリーズのマイベスト3には入るのでは、というくらいよかった。
松坂慶子演じるふみの魅力もそうだが、カッコつけすぎて本当は大好きだったのに、それをふみに伝えられなかった寅さん。ふみが結婚すると言った時のとらやの面々の表情、その後の暗い部屋で稲光に照らされる硬い表情の寅さん、という場面が特に泣ける。
救いの明るさをもたらすのは芦屋雁之助で、ふみの結婚相手が斉藤洋介(亡くなってしまったが)というのも何かホッとさせられた。
冒頭、さくらがスクータを購入していたところから何となく時代がわかる(1981年)ようになってきた。満男がこれくらいの歳から吉岡秀隆に変わっていたとは知らなかった。