幻覚ギター

みた映画、きいた音楽、よんだ本。

2004-01-01から1年間の記事一覧

シティ・オブ・ゴッド

いつも書いてるけど、自分が何に感動しているのかわからないままに何かじーんとくる映画が大好きだ。 この映画のラストはまさにその感じが味わえた。期待してた以上にすごい映画だった。 これがブラジルの貧しい街の悲惨さを訴えるだけの作品だったら、胸に…

雨の一日

少し前に、気に入っていたV601SHがありえない事情によって海に落ちて修理不能となった。まだ1年未満だし冬の端末がこれから出てくるので前使っていたJ-SH09でしのいでる。 冬のモデルの中ではNokiaのやつが気になる。地味な扱いだけどよくみてみると普通のE-…

盗作騒動

安倍なつみの盗作なんて、悪気がなさすぎであきれはするけどそれ以上どうとも思わない。 もともとほとんどの創作物がそれまであったものから影響を受けてそれに何かを加えて作り出されてるし、加えるもののあまりのしょぼさに、ぱくりとしか思えないものだっ…

キャンディ

60年代後半だからこそありえたバカ映画。 全編サイケな音楽(タイトル曲はbyrdsだった)に怪しげな人たちがいっぱい出てきて、ほんとに変な映画。 リンゴ・スターも出てた。マーロン・ブランドはエンドロールみるまで、まったくわからなかった。 たまにみる…

Al Green "Christmas"

リズム感のない童謡は聴かせないというのが勝手に決めた教育方針なので(ばか)、娘にプレゼントとして。 思ったよりもしっとり目の曲が多かったので、ちょっと食い足りない気がした。昔買ったモータウンのクリスマス(最近ジャケ変わったのかな?)の方がい…

Lamp「恋人へ」

ジャズ・ボサノヴァっぽいのを期待してたけど、かすかに香る程度。トーレ・ヨハンソンがかかわっていた原田知世のアルバムを思い出したり。 榊原香保里のボーカルはいいと思った。 それにしてもベタなタイトルだ…

Smoosh "She Like Electric"

それが売りの一つだからか12歳と10歳の姉妹の演奏以外に音を加えていなくて、なんかパンクっぽくて懐かしい感じ。 全曲音が同じだから1本調子にきこえるけど、曲自体は意外にバリエーションがあると思う。

ウォーターシップ・ダウンのうさぎたち

「ザ・スタンド」に何度も出て来たのと、昔うさぎが血まみれになって戦っているようなアニメをみたことがあって、その原作がこれだったのかもと思ったのとで読みはじめた。 泣けるし、はらはらどきどきするし、ほんとにおもしろかった。日本でいえば「ガンバ…

さよなら、小津先生

べたで泣けてわかりやすい。 つらい目にあっている弱い人を、決して強くはない人たちががんばって救う、みたいな。 でもこんな感じのドラマが多いような気がする。あとはそれぞれのキャラ(設定とかキャストとか)の魅力で視聴率が決まってるのかな。

ウェイキング・ライフ

ヒッピー思想の燃えかすのようで、ティモシー・リアリーの本を読んでいるような(彼のことも出てくるし)気分になる。こういうのは無条件に大好き。 (でもヒッピー上がりの人たちがMacをつくり結果的にiPodをつくったともいえるわけだから馬鹿にはできない…

フィルモア最后のコンサート

僕的にはQuicksilver Messenger Service。それとGrateful Deadだった。

Cristina Dona "Cristina Dona"

イタリアのカンタトゥーレ(シンガーソングライター)の国際デビューアルバム。 曲は際立ったものがなくて全体的に地味な気がしたけど、曲によって変わる歌の表情が多彩でよかった。 次が楽しみかな。

blue asia "HOTEL IBAH"

バリにある実在のホテルIBAHをイメージして作られたというアルバム。 ガムランなどバリの音を使いながら久保田麻琴が自ら言うように「モダーンでクール」な音楽となっていて、聴きやすく気持ちいい。 聴いていると、バリに、IBAHに本当に行きたくなる。

ひょうたんハウス

娘のためにといいながら、いつも変な絵本はチェックしている。 これはひさびさに大好き!と思える変で脱力感たっぷりの1冊だった。 自分用にもう1冊買おかな…。

ザ・スタンド

一言で言えば、ありえないことでも起こってしまう、まったく展開の読めない漫画みたいなスティーヴン・キングの本。何年か前にやっていたテレビ版でだいたいの結末を知ってしまっていたのに、何かに憑かれたように全5巻を一気に読んだ。 4,5あたりになる…

月曜日に乾杯!

コラテラルでトム・クルーズ扮する殺し屋ヴィンセントが、大きな宇宙からみれば地球上の人間なんてちっぽけなものというようなことを言う。マックスは後からこれに反論するのだが、果たして「現実」というのはこの二人のどちらが言っていることなのだろうか…

The Go! Team "Thunder,Lightning,Strike"

「ジャクソン5 meets ソニック・ユース」というコピーにひかれて買った。 ソニック・ユース…?という気はしないでもないけど、すごくいい。久しぶりの新しいバンドでの当たりだった。 聴いていて楽しくなってくる。

フレンズ "The Series Finale"

我慢できずにみてしまった。 英語だけで字幕もないので言葉で笑かすところはさっぱりわからなかった。 日本で始まった最終シーズン、ちょっとわざとらしい感じで微妙なところだと思ってたけど、最終回はやっぱりよかった。 これまでフレンズをみ続けてきたか…

コラテラル

マックスがとんでもない客を乗せたことに強烈に気づかされるシーンまでは完璧だった。音楽や夜の風景描写が渋くて、今後の展開への期待もあってぞくぞくきた。トム・クルーズもジェイミー・フォックスもよかった。 ただ、終盤ハリウッド映画のお約束とでもい…

ぱぱぼっくす

ぱぱぼっくすのライブをホイールでみた。 さわだともこは思っていた以上に小さかった。歌声はもちろん、がんばってギターを弾く姿もよかった。 たるたにさとし(さわだからは「先生」と呼ばれてた)はやはり思っていたとおり、どこからみてもでぶおた(失礼…

フレンズ

嫌なことがあったり落ち込んだりしたときには、あえて悲しい曲や映画をみておもいきりその気分に浸るかトリップ系の曲を聴いて忘れようとするか、だいたいはどちらかしかない。 前者だとDavid Bowieの"Rock'N'Roll Suicide"やPeter Hammilの"Vision"、Nick C…

渋江抽斎

こんなそこらへんの本屋には置いてないような本を読もうと思ったのは、友人が作ってくれた「エレカシ特集」CDに入ってた「歴史」という曲がきっかけだった。 森鴎外を熱く謳いあげていて、中でも「渋江抽斎」を絶賛していたのだった。 一言で言えばこれは…

黒革の手帖

話はおもしろそうだと思ったけど、あの音楽は何なんだろう? 「金に復讐」だからKILL BILLという、プロとしてありえない発想だと思う。 序盤は抑えめのフラメンコ調の音楽で暗い雰囲気をうまく出していたのに…。

さかな "LOCOMOTION"

どこかへ連れて行ってくれるような音楽が好きだ。 フィッシュマンズが大好きなのも、聴いているだけであちら側の世界まで漂っていけそうな気がするからだ。 さかなの音楽もそんな感覚を味あわせてくれる。歌詞も曲もポコペンのあのボーカルも、聴いていると…

ファム・ファタール

公開されていたときの評価があまりよくなかったので、そのときは見送ってた。 確かに普通にみてしまうと微妙。 すごいどんでん返しを期待してみていたら、あの、別の意味でのどんでん返しにやや唖然としてしまった。 といってもだめな映画というわけではなく…

ワム!…?

ワム!ネタは好きだけど、最近まともな路線でやつらの曲がよく使われている。 月9の「ラストクリスマス」なんかではかなり流れてたし、何かの車のCMでも使われてた。 まさか、やつらがまじめに再評価されているわけではないだろうな…。

8 Mile

エミネムはあまり好きじゃないし、アイドル映画の王道をいくようなくさい話。 でもこういうのに弱くてついみてしまう。 もっと泣き路線でべたべたにくさくしてほしかった。

二十世紀を読む

対談形式なので読みやすかった。歴史に詳しかったらもっとおもしろかったと思う。 印象に残ったのは「近代日本と日蓮宗」。日蓮主義というものが戦前の日本を動かしていたというのはまったく知らなかったことだけに興味深かったのと、宗教がらみの政党が与党…

ネメシス S.T.X

テレビのエピソードと違って映画だから毎回何かすごいことにならないといけないのだから仕方ないのだろうけど。 あの最後は受け入れられなかった…。逆にそのラストにするなら、もっと違う話でやってほしかったと思った。

夕陽のガンマン/KILL BILL VOL.2

主役の二人がかっこよかった。音楽も渋いし、やたら顔のアップで緊張感をたかめるところなんかも安っぽいけど大好き。 ちょうどみおわったころにKILL BILL VOL.2のDVDが届き、続けてそれをみてあらためてマカロニウエスタンからの引用の多さに気がついた。 …