幻覚ギター

みた映画、きいた音楽、よんだ本。

2004-01-01から1年間の記事一覧

ハレルヤズ「肉を喰らひて誓ひをたてよ」

このアルバムとの出会いは学生時代にさかのぼる。 友だちがライブで当時自主制作で出されていたLPを買ってきたのをテープに録音してくれた。「ハレルヤ」を聴いたときにはすごく感動したのをおぼえている。 暗い中に仄かに光が射している雰囲気が心に染みて…

future kings of spain "future kings of spain"

(3)Venetian Blindsは甘いギターポップ、(4)Hanging AroundなんかTahiti80っぽいし(6)Simple FactはMercury Revを思い出したり。好きに違いはないけど、あまりにこの手の路線の真ん中すぎるところがちょっと気になる。 ファーストだからまずは手堅いところで…

証明シリーズ

「人間の証明」に続けて借りていた「青春の証明」「野生の証明」を読んだ。 後に行くほどおもしろくて、「野生の証明」はオカルトっぽい要素をとりいれたり、はらはらさせる場面も多くなったりと、前2作に比べてもあか抜けた感じになっていた。ほんとに一気…

Matthew Sweet "Living Things"

"girlfriend"は好きなアルバムだけど1枚聴けば十分な気がして、それ以外は聴いたことなかった。Van Dyke Parksが参加しているからちょっとは違う雰囲気になってるかと思ってひさびさに聴いてみた。 うー、やっぱりMatthew Sweetだった。もちろんVan Dyke Par…

アメリ

ちゃんとみたのはこれがはじめてだった。 ちょうどいい変てこさ、というのが多くの人に好かれるポイントなんだろうな…。 これ以上変だと引かれてしまうかわけわからないと言われて終わりなんだ、と思うとはがゆい気がして「もっと変てこでいい映画もある!」…

南くんの恋人

HDDレコーダに録ったままになっていたのをみた。 ラストから3つめくらいの話で野村麗花がちよみをおいてけぼりにしようとしてできず、泣きながら南家のお母さんに励まされるシーンでかなりじわっと来たからラストは号泣だと覚悟(?)してたのに…。あのラス…

EGO-WRAPPIN' "merry merry"

レコ評みて予想はしてたけど、これまでの彼らの代表曲が好きな人が聴いたらがっかりしてしまうかもしれない。 このどこかばらばらで変だけど、いろんなことをやってみようとする意欲が伝わってくるアルバム、僕はもちろん気に入った。 気に入った曲は、今ま…

人間の証明

ドラマ、映画に続いて原作を読んだ。 映画はやっぱり論外だとして、微妙なのがドラマとどっちがおもしろいかというところ。 原作は急速に近代化する日本に対する危機感・不信感といったことから本当の人間の心というものを描き出そうとしている。 さすがにこ…

死ぬまでにしたい10のこと

突然余命2ヶ月と宣言された主人公のアンは人生の意味を問うたり悲観したりすることもなく、残される人たちのためと自分のために「死ぬ準備」をすすめていく。 泣かせようとする映画じゃない。逆にアンが残した言葉がまだまだこれから生きていかないといけな…

オールドルーキーと野球

「オールドルーキー」をみた。35歳でメジャーデビューを果たした実在の投手を描いた映画。 今の自分に重ねてみてしまうところも随所にあってそれなりには感動したけど、すべてがみる前に予想したとおりで終わっていてそれ以上のものがなかったのが残念。 そ…

キングダム・ホスピタル最終回?

終わりは「ランゴリアーズ」に近かった。ワンパターンといえばそうだけど、荒削りで小さなところが気にならないところがスティーブン・キングらしくて楽しくて大好きだ。 アメリカABCのホームページをみると最終回は"Season Finale"となっていたので、やっぱ…

レ・ミゼラブル

脱線が多くて全五巻を読むのはしんどかったけど、最後は泣いてしまった。 夜一人で読んでいたら号泣してたかも。 すごい量の物語が幾重にも塗り重ねられているからこそ、最後にそれらが一つに収束して大きな感動をうみだしている。 100年たって確かに社会の…

人間の証明

オリジナル(?)の松田優作主演のをみた。これはかなりひどかった。 古いからとかいう以前の問題で、なんか一時期はやった横溝正史原作の映画とおんなじような安っぽさが漂っていた。 松田優作の棟居も内に秘めた苦悩がまったくみえないし、他の人物もどれ…

バートン・フィンク

コーエン兄弟作品ということ以外は予備知識なくみたこともあって、前半どういう方向へ話がすすむのかがまったく予想がつかなかった。 この青臭くて自分の世界に閉じこもり気味な作家の主人公を徹底して笑いものにするだけの話かな、と思ったあたりで急展開が…

Angie Stone "Stone Love"

ジャケットからもっとファンクな雰囲気を予想していただけに、ちょっと拍子抜け。 これはこれで悪くはないけれど。

木更津キャッツアイ 日本シリーズ

とにかく楽しかった! 理屈も何もなしに、ただそれだけで十分だった。

羅針盤「いるみ」

いつも同じように聴こえて意外にアルバムごとに違う色合いで統一されているのが羅針盤のアルバム。だけどこの「いるみ」はどういう色なのかがよくわからなかった。 今までのいろんなアルバムの寄せ集めのようにも聴こえる。もちろん好きなことに変わりはない…

ドラゴンヘッド

ほんとにしょうもない映画だった…。 インパクト一発勝負映画にすらなりきれていなくて、展開が何度も行き詰まってその度に何の脈絡もなく何かが起こって次に話がすすむ、というワンパターンの連続というのはあまりにひどい。 映画館でやっているときに一瞬み…

ZAZEN BOYS"ZAZEN BOYS II"

出だしから、前作と違う音が鳴ってどうなるのか?とわくわくしたけど、基本は前作と同じ感じ。 強いていうなら、前作がブルースっぽくて今度のはハードロックっぽいってところか。ドラムなんかがすごく派手になった気がしたから。当然かっこよかった。 向井…

キングダム・ホスピタル

アテネオリンピックでテレビをみるのに忙しかったのがようやく一息つけるかと思っていたら、思わずはまってしまった。 スティーヴン・キングが作るTV映画(これはドラマ)は、これまでも「シャイニング」(キューブリックのではない)「ザ・スタンド」とめ…

ピアノブルース

クリント・イーストウッドがブルースピアニストたちに、彼らの今と昔の演奏を交えながらインタビューしていくドキュメンタリー映画。 使っている楽器や音楽のジャンルなんて関係なく音楽に向き合う楽しみの原点を再認識できた。ピアノもやっぱりかっこいい…。…

Nathalie Wise "raise hands high"

レコ評に「フィッシュマンズの"Long Season"への返答」というようなことが書いてあったので思わず買った。 "Long Season"がこれ以上ないほど不健全な心地よさに酔う感じなら、こちらは爽やかな風を浴びているような感じがした。形は似ていても中身は対照的で…

オムニバス "SONGS OF SAKANA"

さかなのカバー集ときいて、難しいだろうなと思った。 あまりにオリジナルの印象が強くて中途半端には扱えなさそうだからだ。実際、オリジナルの雰囲気を残そうとしてか結果的にカバーというよりコピーに近くなってしまっているものもあった。 そんな中で気…

ギターウルフ "LOVEROCK"

いつもよりポップだった。 ちょっとポップすぎて「はなわ」みたいに聴こえてしまった曲もあったけど、いつものようにニヤリとして「ええよな、こいつら」と思わずつぶやいてしまう。それ以上どうこう言えるものじゃない。 いろいろ事情はあるのだろうけど、C…

HPのiPod

「HP版のiPodはタトゥー付き」だそうです。どういう形でタトゥー付きとなるのかはよくわからないけど(簡単につけかえたりできるのだろうか?)、やっぱりうらやましい。 昔MI-E1をシールでサイケ調にしたときのことを思い出した。懐かしい!

tina dico "far"

ジャケ買いで、かなりの当たりだった。 国内では未発売なのが不思議なくらいポップだしなかなかかっこよかった。 これといった特徴がないところが惜しいところかな。 いずれにしてもあまり音楽を聴かない人から、よく聴く人まですすめられそうな1枚だと思う…

Johnny Cash "Unearthed"

Johnny Cashの死後にリリースされた未発表トラックを中心としたBOXセット。 "American IV: The Man Comes Around"との出会いは衝撃的だった。 カントリーなんて馬鹿にしながらNick Caveなどロック系のアーティストが参加していたので聴いてみたのに、彼らよ…

Patti Smith "Trampin'"

Patti Smithにすごい思い入れがあるわけではないので、ただ普通に聴けてしまった。 もちろん聴いていると何かぴんとはりつめた緊張感というものが伝わってはくるものの、それをありがたいとはあまり思えなかった。 僕にはもったいない音楽ってところか。

Wilco"A Ghots Is Born"

うーん、もうちょっとはじけた内容を期待していたのだけど、前作とそれほど変わってないように思えてしまった。 暑かった夏に聴いたからか、ちょっと薄味に思えたのかも。 涼しくなってきてからもう一度聴いてみよう。

Robi Draco Rosa"Mad Love"

ラテン・オルタナというふれこみは確かにそのとおりで、心地よく聴ける。 もう一つ何かぴりっとしたものがあればもっと良くなりそうなのに。